「2023年の健康診断で、肝臓の数値がものすごく悪く、『要精密検査』という結果が出たんです。精密検査の結果、脂肪肝だと診断されました」

 数年前まで体重が100キロあった、ダイエット系インフルエンサーのなつみさん(35歳)。現在では体重58キロ、さらに以前よりも筋肉質なカラダに。いったい彼女はなぜ変われたのか? 本気のダイエットを決意させた「医者のコワい言葉」とは? インタビュー前編をお届けする。(全2回の1回目/後編を読む)

数年前まで体重が100キロあり、健康も害していたなつみさん。彼女はなぜ変われたのか? ©榎本麻美/文藝春秋

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MAX体重100キロ――好きなものを食べ続けていた生活

――今のなつみさんから想像できないですが、数年前まで100キロ近い体重があったとか。

なつみ 最初は妊娠中に「食べづわり」が始まったことがきっかけです。常に何かを食べていないと気持ち悪くて、ずっと食べていました。2人目の妊娠中には最大100キロまで増えてしまいました。

――なにを食べていたのですか?

なつみ お菓子ですね。ポテチやからあげ、チョコなど、もう食べたいものを好きなだけ食べていました。

 保育園に迎えに行く前にコンビニに寄って1000円分くらいお菓子を買い、子どもと分けるのが嫌で車の中で食べ切ったり(笑)。あと、デカビタとコーラが大好きで、炭酸飲料をよく飲んでいました。小さい頃からずっとぽっちゃりしていたのですが、のどが渇くとコーラを選んでしまうクセがありました。

今よりも太っていた頃のなつみさん。体重はやがて100キロにまで増えてしまう(写真:本人提供)

――子どもの頃はぽっちゃりだったのですね。

なつみ はい、小さい頃から少しぽっちゃりしていました。男の子から「デブ」って言われたり。

――痩せたいとまでは思わなかった?

なつみ 太っているの嫌だなとは思っていたのですが、痩せられると思ってませんでした。おじいちゃんが甘いものをすごい与えてくれて(笑)。

 高校生の時にアメフト部のマネージャーをしていた時期があり、部員と一緒に走っていたので、その時は56キロまで落ちて、かなり細かったんです。周りから「細いね」とか「足細いね」と言われるのがすごくうれしくて……。でも、運動をやめた後も同じ量のご飯を食べ続けていたら、68キロに戻ってしまいました。

――その後、大学時代はいかがでしたか?