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子ども自身は、中学受験の失敗を受け入れて、新しい学校生活になじんでいこうとしているのにもかかわらず、責め続け、さらに子どもの意に反して家庭から遠いところに追いやり、家族と一緒にいられないようにするというのは、立派な教育虐待です。
A子さんは離婚を突き付けられたことを機に反省することができましたが、どんなに配偶者や子どもにつらいと伝えられてもやめられずに自分を正当化し続けると、離婚するしかなくなってしまいます。
受験の失敗はどんな家庭にも起こりえます。家族のけがや病気などと同じく、そんな時こそ家族の絆が試されます。
模試の結果で絶対安泰だからと思わず、万が一の時にも子どもを支えられるように心の準備をしながら受験に臨むようにしましょう。
堀井 亜生(ほりい・あおい)
弁護士
北海道札幌市出身、中央大学法学部卒。堀井亜生法律事務所代表。第一東京弁護士会所属。離婚問題に特に詳しく、取り扱った離婚事例は2000件超。豊富な経験と事例分析をもとに多くの案件を解決へ導いており、男女問わず全国からの依頼を受けている。また、相続問題、医療問題にも詳しい。「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)をはじめ、テレビやラジオへの出演も多数。執筆活動も精力的に行っており、著書に『ブラック彼氏』(毎日新聞出版)、『モラハラ夫と食洗機 弁護士が教える15の離婚事例と戦い方』(小学館)など。
弁護士
北海道札幌市出身、中央大学法学部卒。堀井亜生法律事務所代表。第一東京弁護士会所属。離婚問題に特に詳しく、取り扱った離婚事例は2000件超。豊富な経験と事例分析をもとに多くの案件を解決へ導いており、男女問わず全国からの依頼を受けている。また、相続問題、医療問題にも詳しい。「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)をはじめ、テレビやラジオへの出演も多数。執筆活動も精力的に行っており、著書に『ブラック彼氏』(毎日新聞出版)、『モラハラ夫と食洗機 弁護士が教える15の離婚事例と戦い方』(小学館)など。
