釣り竿不要の穴釣り仕掛けで魚を狙う

 ゴロタ浜の穴釣りは岩と岩の隙間に隠れる魚を狙う。言ってしまえば島全体がポイントで無限穴釣り場なわけだ。

水際まで進むと岩が浸水している。魚が潜んでいそうだ

 制限時間があるため、釣り竿を使って一つ一つ穴を攻めている時間はない。効率を重視して和賀江島の穴釣りに特化した仕掛けを用意してきた。

和賀江島穴釣りSP

 ワイヤーをベースにオモリと針が一体になった仕掛け。

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 仕掛けを穴に入れたときの目印になるよう持ち手には蛍光カラーのフロートを取り付けた。これを複数用意して一度に狙える穴を増やし、釣りの効率化を図る作戦だ。

どこも釣れそうな穴ばかりだ

 餌は定番のアオイソメを用意した。仕掛けに餌を付けて一本ずつ穴に投入していく。

斬新な釣りだ

 全て仕掛けたところでアタリを待つ。するとフロートがピクピクと上下し海中に引きずり込まれそうになる。

 慌てて仕掛けを持ち上げるとカサゴがヒット。小さなカサゴだがアタリが視覚で楽しめるのと、抜き上げるときのダイレクトな引きからはサイズ以上の釣り味が楽しめる。

小さなカサゴはリリース

 3分ほどアタリがなければ新しい穴に入れなおす。すると面白いほどアタリがでる。抜き上げるとまたしてもカサゴ。

アタリが多いので面白い

 狭い穴に潜めるサイズなので大型は期待できないが、子供も飽きずに楽しめるほどアタリの数は多い。想像以上に穴が深く、仕掛けが見えなくなるほど海中に引き込まれることもあるので目が離せない。

 1時間ほど釣ってみたが島の右側では15匹のカサゴが釣れた。まさにカサゴの巣窟状態。残りの時間は新魚種を求めて左側を狙ってみることにした。