徳丸 途中で休憩とかいろいろ挟んで、トータルで5時間ですけどね。でも自分でも当時の執念はすごかったと思います。ダイエットって、自分のメンタルをいかにコントロールするかが一番の肝だと思うんです。

 楽しくダイエットを頑張るために、佐藤さんがやっているバンドプロジェクト「The Brow Beat」や刀ミュの楽曲をガンガン流して、自分も一緒に大声で歌いながら(笑)、ひたすらエアロバイクをこいでいました。エアロバイクは今も毎日1時間くらいこぐようにしています。

©志水隆/文藝春秋

――もともとストイックな性格だったんですか?

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徳丸 すごく負けず嫌いだとは思います。地元の中学校では成績がいつも学年1位だったんですが、高校で進学校に行ったら、勉強しなくても1位を取れるような子たちがゴロゴロいるわけですよ。それが悔しくて、毎日午前3時、4時まで必死に勉強していたら、成長ホルモンが狂ったのか、当時は毎年1センチずつ身長が縮んでいました(笑)。そういう自分の性格がダイエットに生きた部分はあると思います。

「朝食を抜くのは一番ダメ」

――壮絶なエピソードだ……。食事面で気をつけていたことはありますか?

徳丸 20分以上噛むと満腹中枢が刺激されて食欲を抑えられるので、早食いしないように心がけていました。地味に感じるかもしれませんが、スプーンやお皿を小さいものに変えるだけでもけっこう変わるんですよね。

 あとは夕食の量を減らしました。つい夕食はしっかり食べたくなってしまいますが、血糖値のことを考えると、お腹にちょっと入れておく程度の量がいいんですよね。

 逆に、朝食を抜くのは一番ダメですね。食事を抜くと、脳が飢餓状態になって、次の食事での脂肪の吸収率が上がってしまうんです。理論的には朝食、昼食、夕食で、4:3:3の量がベストなので、それを意識していました。

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