「寝ても覚めても」で共演した東出昌大との不倫騒動で無期休業に

 芸能活動の、そして人生の転機になったのが、21歳でヒロインに抜擢された映画『寝ても覚めても』(18年)だった。第71回カンヌ国際映画祭をはじめ国際的に高く評価され、唐田自身も第40回ヨコハマ映画祭で最優秀新人賞に選ばれている。

 カンヌのレッドカーペットを歩いた際には韓国メディア取材陣のために特別にその場が設けられるなど韓国からの注目も大きく、ほぼ同時に韓国の芸能事務所BHエンターテインメントと専属契約を結んでいる。

2018年10月、「第23回釜山国際映画祭」オープニングセレモニーに出席した唐田えりかと東出昌大 ©時事通信社

 しかし2年後、『寝ても覚めても』で相手役だった東出昌大との不倫疑惑が報じられたことで唐田の人生は暗転。

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 唐田が東出を「でっくん」と呼ぶ、映画の撮影中から互いのSNS上で交際をほのめかす「におわせ」投稿がたびたびあったことも掘り返された。

 また、東出の妻が大女優でモデルの杏だったこともあり、東出と唐田は激しいバッシングの対象となった。約3年間といわれる不倫期間の後に東出は離婚、唐田は長く続いた炎上の末に無期休業に追い込まれた。

唐田えりか FLaMme公式サイトより

 それでも唐田の事務所は謝罪をし、解雇もせずに唐田を守った。

 一方で東出との不倫中も、複数の共演者と交際がうわさされ、「恋仲キラー」の異名もついた。

 その余波でデビュー前の学生時代に交際していた元彼とのキスプリ画像がSNS上に流出したこともあり、「恋多き女」という印象は強まる一方だった。