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雅子さまと愛子さまは、ファッションやヘアスタイルをお揃いに

 雅子さまと愛子さまの関係性は、長らく“母子密着”と言われた。愛子さまが不登校のような状態になる少し前から、お二人とも髪を非常に長く伸ばされて、ほとんど同じ髪型になさるなど、ファッションやヘアスタイルをお揃いにされていた。愛子さまが順調だと雅子さまのお加減もよくなることもあり、“母子シンクロ”とも言われた。

2008年11月、赤坂御用地内を散策される皇太子ご一家 宮内庁提供

 愛子さまが初等科6年生だった2013年の夏、那須どうぶつ王国にいらした際にグッチのキッズラインのバッグをお持ちになっていたときの衝撃はいまでも忘れられない。私の目には、雅子さまの海外ブランド志向が影響しているように見えた。他のお友達は布製のポシェットなど、実に子どもらしい持ち物だったのに、愛子さまだけが4万円相当のグッチのバッグをお使いになっていた。レジャー先で高価なブランド物を持たせる感覚に、強い違和感を覚えたのだ。  

2009年8月、ご静養先に向かわれる皇太子ご一家 ©共同通信社

「思春期やせ症」を思わせるような痩せたお姿

 愛子さまは、学習院女子中等科へ進学されてもなお、欠席や午後からの登校が目立つ時期があった。2016年の夏頃は「山の日」の公務など、皇太子ご夫妻とご一緒にはつらつとしたお姿を見せられる機会が多かったのだが、その年の秋頃から、体調不良を理由に学校を長期欠席された。過度なダイエットによる「思春期やせ症」を思わせるような痩せたお姿を拝見した国民は、愛子さまを案じるとともに大きなショックを受けただろう。

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2016年12月、15歳のお誕生日に際して公開された愛子さまのご近影 宮内庁提供

 だが、女子高等科1年の1学期頃から、徐々に愛子さまは快活なご様子に戻られた。ご通学の状況を現場で取材していた私は、深く安堵した。そして、次第にお召し物や身につけられる小物に「愛子さまらしさ」が感じられることが増えてきた。少しずつ自主性が芽生え、親離れがおできになっているのでは、と拝察していた。