撮影中にSUSURUだとバレることも?

――撮影を断られることって、あるんですか。

SUSURU ありますし、撮影させてもらえそうなお店とそうじゃないお店、なんとなくわかるものです。それに、撮影しない方がいいと自分で判断することもあります。老夫婦がおふたりで切り盛りして地元の人に愛されているようなお店だと、どんなにおいしくてもお客さんがめちゃくちゃ入ってしまうと……。

――いわゆるラーメン屋の看板でなくてもおいしい店とか、地方には結構ありますよね。

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SUSURU ありますあります。だからそういう店では動画は撮らずに写真だけ更新させてもらうことも。実はまだまだ世に出ていないけどおいしいお店、たくさんあるんですよ。

 

――SUSURUさんほど顔と名前が知られると、特にラーメン店でもバレること多いんじゃないですか? 他のお客さんとかに。地方の高校生が集まる店なんて大変そうです。

SUSURU いくらでもありますよ。お店の前で20人くらいと一緒に写真撮ったりとか。町でも結構声をかけられます。高校生もそうですが、僕よりもちょっと上の世代の方もラーメン好き、多いですから。お店の人も知っててくれていて、僕が食べるのをずっと見守ってくれたり。

 別にそれでやりづらいってことはないですね。ぜんぜん声もかけてもらって大丈夫ですし。多少有名になったから生活が変わりました、みたいなこともありません。

「年収3億」説も…実際は「それほど夢はないですよ」

――ネットでは「SUSURUの年収は3億」みたいな話も……。

SUSURU 1年で650杯だから、1杯あたり46万円……。いやいやさすがに! 僕ひとりでやってたらそりゃあ潤うでしょうけど、実際には会社で、チームでやっているわけで。それほど夢はないですよ(笑)。

 ただただラーメン食べているだけなら最高です。でもなんだかんだで仕事ですからね。動画の編集にはまったく携わらないとか、企画を出さなくていいとかだったら超ラク。だけどそこもぜんぶやっているし、食べるときもカメラを意識しないとダメだし。それなりに大変なこともあるんです。

取材中にはサブチャンネル「SUSURUのミッドナイトTV.」の撮影も

――撮影は基本、おひとりで?

SUSURU そうですね。行く店を決めたら自分で連絡して、ひとりで撮りに行って食べて撮って帰ってきて、素材を渡す。その方がお店とのやり取りも楽だし、誰かと一緒だと気を遣うじゃないですか。合間の時間もひとりだったら気楽だし、サボれるし(笑)。

 あまり取材を受けないお店でも対応してくれるのは、僕がひとりで行くというのもあるかもしれませんね。でも今もちゃんと「SUSURUが行くんだぜ」みたいなのは出さないように。それはすごく注意しています。