紫外線予防ができるコンタクトレンズも

松本 私も30歳くらいのときにお医者さんに言われたんです。私は若いときから眩しいものや、チラチラと光があたって動くものが苦手で、それが原因で体調を崩すのでお医者さんに診てもらったんです。すると「眼鏡で紫外線を防ぐように」と。「将来、年を取ったときのためにも」って。

平松 じゃあ、そのアドバイスをわりと守られた?

松本 目だけは。いまはコンタクトなんですが。

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平松 コンタクトもレンズに紫外線予防が入っているものが多くていいんです。とにかく、紫外線ケアをしている人としていない人で目の年齢が変わる。赤道直下の国の人は、北欧の国の人よりも老化が早いです。

松本 私たちの世代って若いときにすごく日焼けしてるんですよね。

野宮 紫外線対策なんて全然してなかった。

松本 真っ黒に日焼けした夏目雅子さんの「クッキーフェイス」が流行ったし。

野宮 カネボウのCMね。

平松 ただ、昔たくさん紫外線浴びてるからいまからやっても意味ないよ、ではなく、いま予防しておけばもっと悪くなることを防ぐことができるんです。

女史会 なるほど~。

目の病気を予防する「ルテイン」とは?

平松 あと、緑黄色野菜に含まれているルテインなどの栄養素が目には結構重要で。摂取している人の方が加齢しづらい。白内障、緑内障、いろんな病気になりにくいと言われています。

渡辺 ルテインとは?

 

平松 ホウレンソウ、ケール、ゴーヤといった緑の濃い野菜に多く含まれている栄養素です。緑が濃いということは、光合成能力が高いということで、それだけ光に対する抵抗力を持っているということ。つまり、濃い色の野菜には強い抗酸化作用のあるルテインが比較的多く含まれているんです。黄色の食べものもそう。コーン、卵の黄身、菊とか。中国では菊のお茶が目にいいと言われています。

松本 目は一番早く老化すると聞いたのですが。

平松 その他の臓器と比べると衰えやすい。だって40代で眼鏡をしなきゃいけなくなるわけですから。やはり、現代においては、昔よりも目を使っているということもあります。100年200年前はこんなに文字を読んだり、何かを見たりしていません。デジタルデバイスもありませんし。