スマホで老眼が一気に加速する
渡辺 最近は「スマホ老眼」ってありますよね。若い子でもなっちゃうって。
平松 手元が見えづらくなることを総じて「老眼」と言うんです。そもそも老眼とは何か。人間の目は、遠くを見たあとに手元を見るとオートフォーカスでピントが合うようにできていますが、その能力が落ちることを老眼というんです。一般的には、加齢で筋肉が衰えたり目のレンズが硬くなることでなります。一方スマホ老眼は、目を使いすぎて筋肉が過緊張しオートフォーカスができなくなる状態。20代でも老眼鏡が必要となってしまいます。
渡辺 目だけが老いる?
平松 そうです。じゃあ、50代60代にスマホ老眼は関係ないと思いきや、その年代の人がスマホ老眼になると70代80代の目になってしまうんです。
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ひらまつるい/二本松眼科病院(東京都江戸川区)副院長。医学博士・眼科専門医。1978年愛知県生まれ。昭和大学医学部卒業後、彩の国東大宮メディカルセンター眼科部長等を経て現職。著書は『老眼のウソ』(時事通信社)、『視る投資』(アチーブメント出版)、『目の老化を自分で防ぐ!』(内外出版社)など多数。登録者数が30万人のYouTube チャンネル「眼科医平松類」でも、眼の健康情報について日々発信している。
のみやまき/1960年北海道生まれ。ピチカート・ファイヴのヴォーカリストとして90年代渋谷系ムーブメントを起こす。モバイル・ファンサロン「おしゃれ御殿」好評募集中。
まつもとたかみ/1965年大阪府生まれ。80年代後半、ソニーなどの名CMでCM女王と呼ばれる。本人がプロデュースした更年期世代の女性に嬉しいアイデア満載の『大人の女史会』×「natiaral」のコラボアパレルが発売中。
わたなべまりな/1970年東京都生まれ。87年おニャン子クラブ解散後はタレントとして活躍。2000年代には台湾旅、ピラティスのブームの火付け役にも。フォトエッセイ「不機嫌ばかりな私たち」(講談社)が発売中。
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