セブン‐イレブンのおにぎりを平日の昼に2個ずつずっと食べ続け、ついには10年間で5000個以上に達した人がいる。大阪の印刷会社でグラフィックデザイナーをしている高下龍司さん(49歳)だ。

10年にわたってセブンのおにぎりを食べ続けている高下さん 高下さん提供

 そもそも、なぜセブン‐イレブンのおにぎりをずっと食べ続けているのか。

「外食は高いのと、会社の周りに飲食店が少なかったこと、そして節約のためにコンビニおにぎり生活を始めました。昔は2個買っても200円少々で安かったですし」

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 セブン‐イレブンのおにぎりを選ぶのはなぜか。

「駅から会社の間が住宅街で、コンビニがセブン‐イレブンしかないので、自然とセブンで買うようになりました」

おにぎり2個生活の始まりは、シンプルな理由だった 筆者撮影

 シンプルかつ合理的な理由だ。さらに、10年にわたって食べ続けるだけでは飽き足らず、来る日も来る日もおにぎり2個の食卓風景をX(旧Twitter)で投稿し続けている。

食べるだけでなく、必ずXに食卓の様子を投稿している 高下さんのXより

「ちなみに、セブン‐イレブンではパリッとしたのりの手巻きタイプが『おにぎり』、それ以外は『おむすび』表記だということを知っていますか?」

 と、早くもマニア知識の洗礼を浴びたところで、高下さんに話を伺おう。

(以下、本文中の商品価格は高下さんが在住している近畿エリアに準ずる。また、高下さん提供の画像は近畿エリアの商品で、筆者撮影の画像は関東エリアの商品)

毎日、おにぎりはどう選ぶ?

 高下さんはおにぎりをどうやって選ぶのか。

「何が食べたいかに加え、食べたローテーションの間が空いたおにぎりを選びます。 値段も見ながら、『今日は久々に高めの紅しゃけを買おう』とか……」

 1つ、マイルールがある。