高下さんから見て、他のコンビニのおにぎりと比べると、セブンのおにぎりは何が違うのか。
「セブン‐イレブンのお米は他のコンビニと比べて、しっとりとしていて出来たて感も強く、おいしいです」
1978年に業界で初めて、「パリッコフィルム」を使ったパリパリのりの手巻きおにぎりを発売したのがセブン。その元祖にして至高のおにぎりを、おにぎりマニア・高下さんは高く評価する。
“八代目儀兵衛”ロゴのおにぎりは「明らかに違う」
米でいえば、最近セブン‐イレブンのおにぎりでは、1787年に創業した京都の老舗米店「京都 八代目儀兵衛」のロゴが目立つ。このロゴがついた商品とついていないもので、いったい何が違うのかあまりよくわかっていない人は多いのではないか。
高下さんは敏感に違いを理解しており、食べた瞬間に食感の違いがわかるという。
「よく『お米の粒が立っている』と炊飯器で言いますが、まさにそれです。通常のごはんはパサつくこともありますが、八代目儀兵衛のロゴがついたおにぎりはみずみずしくお米がしっかりしています。感覚的には、炊きたてと、2~3時間保温したごはんくらい違いますね」
中でも、「塩むすび」は最近八代目儀兵衛監修のお米に変わって、「ごはんがびっくりするほどおいしくなった」と語る。
ちなみに、「おすすめ」などと書かれた丸いシールが気になる人もいるだろう。リニューアルのサインだが、その変化の幅は小さいという。
「『おすすめ』ってシールは、『味付けが少し変わる』『糖質や脂質が1g減った』などの小さな変更が多いです。『さらにおいしくなりました』というシールも、それくらいの細かな違いですね」


