『ベイビーわるきゅーれ』シリーズなどの阪元裕吾監督の最新作『フレイムユニオン 最強殺し屋伝説国岡[私闘編]』が10月10日、公開される。殺し屋・国岡昌幸を追ったモキュメンタリー(フェイク・ドキュメンタリー)スタイルの人気シリーズの1本だが、お馴染みの殺し屋たちに加えて本作にはひときわ目を引く新キャラ「ドロップキックマン」が登場。必殺技のドロップキックで何十人をも葬ってきたという殺し屋を演じるのは、相澤隼人(25)。家族の影響で幼いころから柔道やボディビルに打ち込み、2021年~23年にはJBBF日本男子ボディビル選手権で優勝。「ミスター日本」3連覇という輝かしい実績を持つ、ボディビル界のカリスマ・スターだ。その相澤が俳優への転向を表明し、衝撃を与えたのは昨年12月。それから1年弱、ついに『フレイムユニオン』で本格俳優デビューを飾ることになった相澤にインタビューした。
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阪元監督に送ったDMに返事が
――今回の映画に出演されることになった経緯は?
相澤隼人(以下、相澤) もともと映画が好きで、幼いころからジャッキー・チェンやブルース・リー、アーノルド・シュワルツェネッガーなどの作品を観ていました。本格的に俳優を志すようになってから色々観るようになり、阪元監督の映画にも出会って、好きになったんです。
それで、ある時監督のSNSにDMで、「いつも作品を拝見しています。すごくかっこいいです」というような自分の想いを伝えたんです。そうしたら思いがけず返事をいただいて、「今作っている作品にもう一個パンチが欲しいところだったので、出てみませんか」というお話をいただいて。本当にタイミングと運がよかったと思います。
――では、役柄も相澤さんのために作られた「当て書き」だった?
相澤 おっしゃる通りです。実は、撮影がほぼ終わっていて、これから追加撮影をしようというタイミングだったと伺いました。
――本当に最後の最後でメンバーに加わった、と。
相澤 はい。嬉しい限りですね。

