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舞台女優を目指したきっかっけ
振り返れば、琴音がゆくゆくは舞台女優を目指すと決めたのは、中2の夏のことだ。演劇好きの母の誘いで帝国劇場でミュージカル鑑賞をしたことで、見事にハマったのである。
高校生になると、自ら行動を起こして小劇団で汗を流すようにもなった。「憧れていた女優は?」と聞くと、母の毒親ぶりを語るときとは違い、「余貴美子。そんなに綺麗じゃないのに舞台や映画に引っ張りだこだったから、私にもできると思って」と、琴音は夢に向かって邁進していた当時の自分を重ねて、このときだけは声を弾ませた。
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