「うわぁ、海の宝石箱や~!」「お肉と野菜とタレの騎馬戦や~」など、独特のセンスに満ちたフレーズを繰り出すグルメリポートでお馴染みの彦摩呂(59)。

 今年で芸歴37年目を迎えた彼に、体重が原因となったパイプ椅子クラッシュ事件、テレビのダイエット企画を断っている理由、出演中の舞台『アリババ』『愛の乞食』などについて、話を聞いた。(全4回の4回目/最初から読む)

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「血糖値も尿酸値もコレステロールの数値も、そんなに悪くないんです」

――「1日に1万キロカロリー食べている日なんてザラにあった」とのことですが、胃腸に支障などは。

彦摩呂 僕、胃袋がウォークインクローゼットなんですよ。収納上手(笑)。胃腸が強かったので、困ったことはなかったです。

 基本的に内臓が強いんやと思います。でも、医者には脅されてますよ。太ってるということは内臓なんかにも脂肪が付いてるわけですから、主治医に「肝臓の周り、脂肪やで。脂肪肝やで」って言われます。

彦摩呂さん

「白線上を歩いているようなもので、ポーンと風が吹いたら痛風、ポーンと風が吹いたら糖尿ってなるねんから、痩せろ」とも言われるけど、血液検査すると「不思議やわ。どこも悪くないわ」って言われるんですよ。血糖値も尿酸値もコレステロールの数値も、そんなに悪くないんです。

――来年還暦ですよね。

彦摩呂 元気なんですよ。こないだも、大井競馬場のグルメフェスに出店するキッチンカーが出してくれた13品目を一気に2時間で食べましたもん。

――太ることをネガティブに考えない?

彦摩呂 まったくなかったですね。僕、性格的に太ってたほうが合ってるんですよ。体が大きくなると、なんに対しても「ええやん、ええやん」っておおらかになる。中身もわりとデブっちょなんです。