——食事以外は和歌山で満足しているんですね。
HIRO そうですね。それに移動も楽。こっちは車移動なので、出張すると後ろがベッドになってるので車中泊できるし。新幹線とかホテルに泊まるとかめんどくさいじゃないですか。
「デイサービスのお金を貯めようかと…」
——東京の仕事には、車で行くと言っていましたね。
HIRO 出張はいつもそうしてます。このまえは仙台に行ったんですけど、仙台で車で1泊して、帰りに新潟のほうに行ってまた車で1泊して、っていう。高速には乗らないで、ぜんぶ下道で行ったりしてます。
足があるから、ご当地の食べ物を味わえるんですよ。「なんちゅう楽しい仕事やねん」と思います。
芸能の仕事もやらせてもらってるし、和歌山でも生活させてもらってるし、いろんな地域にも行かせてもらっているから、めちゃくちゃハッピーというか、快適ですね。
——となると、このまま老後も和歌山にいたいと。
HIRO そうですね。老後のための家が欲しいです。
——現在の家は老後に向いていない?
HIRO いまの家は、兄貴と親父のための家なので。中古で買って、スタジオにしている別宅は住めなくはないですけど、お風呂もないし。ガレージで使ってる別宅は湿気がすごいので。だから、生活しやすい場所を探したいなっていう。
——60代までなら一人暮らしもイケそうですけど、70代、80代になったときを考えると、老人ホームなんかも考えたりしますか。
HIRO 考えますね。実際に、その年齢になるまでわからないっちゃわからないんですけど。和歌山の仲間とよく話すんですよ、「マンションをみんなで買うか」って。それで、老人ホーム的に暮らそうかって。それやったら、いろいろ助け合いもできるじゃないですか。老人ホームってなんぼか調べてないけど、けっこう高そうだし。
入るのに何百万、何千万もかかるとか聞くし、それやったらデイサービスのお金を貯めようかと思っています。
——老後に関しては、カッチリしたビジョンはない。
HIRO ですね。でも、“仲間とマンション”のほかに一個考えていることがあって。山を買って、平たんな場所にして、村を作ろうと思っていて。
HIRO村。で、いろんな人をそこで住まわしたいなって。僕の友達とか同級生がそういうの好きな人ばっかりなんですよ。
あと、大きい畑が欲しいんですよ。トラクター運転してバーッて収穫できるようなやつ。
