父と兄が同時期にがんに…
——「安田大サーカスのHIROはどうしてるか」みたいな“あの人はいま”的な扱いをされることは気にならないですか。
HIRO 気にしてないです。だって、和歌山で楽しくやってますもん。たとえば波田陽区さんとかも九州にいて、のびのびやってるじゃないですか。
どんな機会でもいいから「和歌山で僕が頑張ってるよ」っていうのを、東京の方々にも知ってもらいたいですよね。一般的なイメージは、クロちゃんが一番上で、団長がおって、僕なので。こっちでもテレビは出てるけど、全国区に出てなかったら出てないと思われるので。それはたまにショックかな。
——HIROさんは楽しくやってるし、お父さんもエロ本を読む元気があるし、当面は問題なしだと。
HIRO 元気であるけど、徐々に弱ってきてますね。去年はがんになりましたし。親父も兄貴もがんになって。
——2人ともですか。
HIRO しかも、同じ時期にがんになって。まあ、普通に元気ですけどね。親父は肺、兄貴は腎臓をやって。兄貴は腎臓1個なくなりましたけどね。
——そのときは、気が気じゃなかったのではないですか。
HIRO いろんなこと考えましたね。僕も親父も兄貴もそれなりの年齢なので、誰かが死んだら死んだで、やらなあかんことが出るじゃないですか。そのときはテンパりましたね。
自分も怖いですよ。50歳の壁、意識してます。40歳で病気したので、次は50歳でくるかなって。気をつけてますけど、どれだけ健康な人でも死ぬときは死にますからね。
——そういう年齢ですよね。
HIRO 死が身近な年齢ですよ。帰ったら親父が死んでるとか、そんなの普通に考えますから。だから、ある程度は構えておかなあかんなっていう。
死ななくても寝たきりになることもあるだろうし。僕は兄弟がいるからまだマシですけど、2人とも子どもがいないですから。兄貴も僕も結婚はしてないので。「なんかあったら、僕らの面倒はどうするの?」という不安はありますよ。親父は僕ら息子がいるからええけど、僕と兄貴は、この後どうなるんかなって。
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