「力不足が一番。足りないものが多かった」

 10月4日、自民党総裁選の決選投票で敗れた小泉進次郎農相は、記者団に敗因を問われ、目を潤ませながらこう思いを述べた。直前まで優勢が伝えられていたが、まさかの大逆転負けだった。

僅差で敗れた小泉進次郎氏 ©時事通信社

叔父が語った小泉陣営の“戦略ミス”

 結果が一斉に伝えられた直後、小泉氏の父・純一郎氏の弟で、地元秘書を務めていた叔父の正也氏を訪ねると、スッキリしない表情でこう語ったのだ。

ADVERTISEMENT

「真意が伝わらない総裁選だった。結果論だけど、もっと政策を出しちゃえばよかったのにね。夫婦別姓とかさ。政策には父親に比べたら不満もありますよ。反原発も靖国神社参拝も掲げなかったしね」

高市早苗氏と小泉進次郎氏 ©時事通信社

「父親も総裁選で2回負けているし、まだ44歳だから」

 昨年の総裁選の反省点を踏まえ、安全運転を貫いた小泉陣営の“戦略ミス”。ただ正也氏は、高市早苗氏とは「本当にわずかな差だった」として、こうエールを送る。

「父親も総裁選で2回負けているし、なんだかんだ、同じような道を歩んでいる。まだ44歳だから、閣僚、党三役の経験を積み、50くらいで総裁にというのが、近くにいる人たちの声だと思います」

純一郎氏は3度目の挑戦で総理に ©時事通信社

 そして話題は小泉氏の妻の滝川クリステル氏にも及び――。

◇◇◇

 10月8日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」並びに9日(木)発売の「週刊文春」では、小泉陣営が投票前日に行った“前夜祭”を呼びかけた議員の名前、学校の同級生が明かす高市氏の素顔、高市氏が自著で明かしていた性体験、高市氏と麻生氏との面会の全容などについて詳報している。

文春リークス

あなたの目の前で起きた事件を募集!

情報を提供する
次のページ 写真ページはこちら