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その後、彼女は…
しかし未華子は3回目に会う約束を反故にしたばかりか、次の約束を取り付けるため僕がLINEで送ったメッセージを既読することはなかった。
めんどくさくなった。よく考えたらメリットがない。理由はいくつも考えられるし、むろん拒否する選択権は未華子にある。未華子のフトコロに入り込んでいたつもりでいても、いつでも裏切っていい存在でしかない。
未華子は琴音と「同じ病院に通っている」と話していたことからしても、琴音と同様に統合失調症やASDの症状も多分に影響しているのだろう。そんなはかなさも感じた幕切れだった。
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