――今のライブアイドル界をどうみていますか?

える 難しいなあ。でもやっぱり真面目に頑張っている人が報われる世界ではあってほしいなと思いますね。規模に関係なく来てくれるお客さんたちは凄いし、見てくれてる人はしっかり見てくれてると思うから、1回1回を妥協せずにみんなが大切にライブをしてほしいというか。

 アイドルには本当にいろんなイベントがあります。私も去年フィリピンなど海外のいろんな環境下でライブをさせてもらったんですけど、音響、ステージ、ライティングだったり、それがしっかり整った状態でライブに出られること自体がありがたいことなんだなって改めて感じました。

ADVERTISEMENT

 

「この10年間、最優先にしてきたのが…」アイドルを始めてから“最も大事にしてきたもの”とは

――ソロアイドルとして日々色々なことを考えているかと思います。

える そうですね。出演するイベントを事前に調べて、どんなアイドルが出るのかを見て、今日はこのセトリにしようって決めたりしています。

 自分のファンの方に対しても、今日はこの方が来てくれる、この方はこの曲が好きだったなとか、いろんなことを考えて。

 とにかく来てくれる人たちに満足してもらって、楽しいって感じてもらえてからがスタートだと思うので。

――ファンに推されることをプレッシャーに感じることはないんですか?

える 自分のいいところを見せないといけないとは思ってますけど、プレッシャーに感じるとかは全然ないです。むしろ、いつも応援してくれてありがとう、ってめっちゃ思ってます。

 ファンからはめちゃくちゃ大事にしてもらっている感覚があるんですよ。だから私も大事にしようって思う。自分の中でこの10年間、最優先にしてきたのがファンとの関係なんです。

 アイドルを始めてからこの10年、恋愛には興味を持ちませんでしたし、恋愛をするという以前に、ファンのことが好きすぎて、それで満たされている部分もあります。

 

「24時間365日ずっとこのまんま」プライベートとアイドル活動の境目がない生活

――ずっとアイドルでいるのが辛い人もいると思いますが、そうはならない?

える 私の場合は職業アイドルというより、自分の人生丸ごとアイドルとして生きてるなって感覚なんです。自分の好きなことがアイドル活動なんですよ。だから、もう辛い、しんどいっていうのはないですね。