――都内だと、スーパーカーを持つだけでも苦労がありそうです。
あま猫 駐車場代だけで1台あたり5~6万円することがザラなので、田舎の家賃一部屋分くらいかかりますよね。道は狭いし、首都高は複雑だし、機械式駐車場には入らない。出先でも事前に駐車場を調べてからじゃなければ出かけられないですし、Googleマップも大型車には向いていない道を勧めてくるので、未だにビビりながら運転しています(笑)。
ここまで車に惹かれた理由
――あらためて、「なぜそこまで車に惹かれたのか」を伺えますか?
あま猫 もともと岐阜県の主要駅から離れた地域に住んでいたので、車がなければ何もできない場所ですし、交通の手段の1つとしか考えていませんでした。でも、自分が運転するようになってみると「車って楽しいな」という発見があって。そこから『頭文字D』や『ワイルド・スピード』にハマって、「そういうスポーツカーに乗ったらどんな感じなんだろう」と。物語にある描写を自分も体験できるのかな、という期待がすごく大きかったです。
――実際、スポーツカーに乗ってみていかがでしたか?
あま猫 最初にマニュアル車を運転したときに、「自分で車を操作するってこういうことか」と思いました。本当に漫画や映画にあるような感覚がリアルに伝わってくるので、喜びがありましたね。WRXを買ってすぐは『頭文字D』への憧れの気持ちが強かったので、夜な夜な峠道に走りに行ったり、ドリフトしながら走るような集会を見に行ったりして、「すごーい!」と興奮していました(笑)。
――デートもやはりドライブが多い?
あま猫 そうですね。実は今までお付き合いした人で、車を持っている人はゼロなので(笑)、私の車でデートしたり、旅行することが多かったです。
――もともと運転は得意だったんですか?
あま猫 いや、そんなことはなくて。実は免許を取る際の適正試験のときに「あなたは運転しない方がいいです」みたいな結果が出て、未だに何がダメだったのかわからないままなんです(笑)。