車系YouTuberとして、現在7台の高級車を所有するあま猫さん。登録者数約40万人を誇る配信者でありながら、公認会計士としての一面も持つ彼女には、フェラーリやランボルギーニを乗り回す現在からは想像もつかない壮絶な過去があった。
そんなあま猫さんが今、抱いている等身大の思いとは。華やかな成功の裏にある、葛藤と本音に迫った。(全3回の2回目/最初から読む)
月の維持費は200万円近く…パパ活と誤解されることも
――フェラーリをはじめ高級車を複数所有していると、維持費も大変ですよね。実際、いかがですか?
あま猫 今は7台あるので、本当にお金がかかっています(笑)。月の維持費が合計で180万円を超えていて、突発的な出費も含めて月あたりにならすと、200万円近くかかっていると思います。ただ、私は車系YouTuberなので、動画で稼いだお金はできるだけ車の費用に充てたいと思っていて。「今できる精一杯のお金をつぎ込んでやろう」みたいな気持ちがありますね。
――率直に「なぜ高級車をそんなにたくさん持っているの?」と聞かれることも多いのでは?
あま猫 よく聞かれます(笑)。監査法人にいたときにフェラーリを1台購入したんですが、ローンの審査がめちゃくちゃ通りやすかったんですよね。実際、車の購入費にはYouTubeで得た収益を充てていましたけど、監査法人で働いていることで与信を得ることができた。ローンを組まずに現金一括で購入するのはなかなか難しいので、“YouTubeの収益”と“会計士としての信頼”という2つの合わせ技が使えたことが、一番の理由かなと思っています。
――事情を知らない人から妬まれることもありそうですが……。
あま猫 そうですね。特に監査法人にいた頃は、「どこの監査法人にいて、何の仕事をしている」ということには一切触れてはいけなかったんです。なので、「具体的にどういう仕事をしているんだ」と聞かれても、そこを説明できないもどかしさはありました。「パパ活」とか「港区女子」みたいなワードが流行っていて、「この人も一緒だ」と思われることが多かったので、言えない葛藤はすごくありましたね。

