マッチョと介護は相性バツグン

――マッチョ採用をはじめてから、非マッチョ人材を含めた採用数はどのくらい変化しましたか?

丹羽 年間の採用数が1~2人だったのが、今は応募数が1000件、採用数は100人を超えるぐらいまで拡大しました。その中で、日頃からトレーニングしているマッチョ人材は2割ぐらいですね。特に20~30代からの応募が多いです。

――若い層が介護の仕事に出会うためのきっかけづくりという狙いがハマっていますね。採用したマッチョ人材と介護の仕事の相性はどう見ていますか?

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丹羽 やっぱり、パワーがあるので頼られやすいですよね。利用者様を車椅子からベッドに移動させるなど、パワーが求められる場面も多いので。利用者様からしても体が細い年配の介護士より、若いマッチョの方があれこれ頼みやすいはずです。

マッチョは「飽き」に強いことから、介護との相性が良いという。写真は三角筋、腹斜筋に自信を持っているという、薄井拓也選手

 特に相性の良さを感じるのは「飽き」に強いところ。介護は同じ人の小さな変化をサポートしていく仕事なので、変わり映えのなさが離職の原因になりやすいんです。けど、マッチョは同じトレーニングや食事を続けられるなど、継続力が高いから「飽き」に耐性があります。

 かつ、目標に向かってポジティブに取り組む姿が、利用者様やまわりのスタッフにもいい影響を与えてくれる。マッチョが組織にいる影響力は大きいですよ。

次の記事に続く 「この会社は、マッチョの楽園です」“日本一マッチョが多い介護の会社”で働く「元海上自衛隊員」が語る驚愕の労働環境

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