Q 政治家の学歴詐称ってよくあること?
「東洋大学卒業」としていたが実際は除籍されており卒業していなかった……という静岡県伊東市の田久保真紀市長の学歴詐称問題が物議をかもしました。実生活では、学歴詐称する人なんてそうそういないだろ! と思うのですが、政界だとよくあることなのでしょうか?(50代・女性・自営業)
A 日本の「学歴信仰」が影響しています
ここには長年の日本の「学歴信仰」が影響しています。選挙となれば選挙公報に候補者の学歴が掲載されます。ここで高校卒という学歴では見劣りするという意識があったのです。そこで、少しでも見栄えのいい経歴にしようと学歴詐称の動きは以前からありました。
最近でも海外の大学に短期留学しただけで、まるでその大学を卒業したかのような記載をする人もいました。あるいは、アメリカには学費さえ払えば簡単に卒業証書を出してくれる大学もあり、そうした大学に金を払い込んだだけで、在学経験がないまま卒業証書を得ていた人たちがいて(政治家に限らなかった)、問題になりました。
政治家だったら、どこの大学を出たかではなく、どんな政治をするのかをアピールすればいいのですが。




