今年9月に自身初のエッセイ『自分の機嫌は自分でとる』(KADOKAWA)を上梓した東堂かおりさん(34)。外資系の大手企業で会社員として働きながら、チャンネル登録者数18万人超のYouTubeチャンネル「OL毒女ちゃん」を運営し、会社経営者としても活躍。現在の年収は4000万円を超えるという。
かおりさんは「三足のわらじ」を履きながら、どのような生活を送っているのか。なぜYouTuberや経営者として成功を収めながら、会社員として働き続けるのか。高年収を得ている彼女が考える“豊かさ”とは何なのか。本人に話を聞いた。(全3回の3回目/1回目から読む)
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会社員、YouTuber、美容会社の経営者の「三足のわらじ」生活
――かおりさんは現在、会社員、YouTuber、そして美容会社の経営者という「三足のわらじ」を履いています。差し支えのない範囲で、年収を教えていただけますか。
東堂かおりさん(以下、かおり) すべて合わせると、年収4000万円くらいになります。ただ、美容会社の収入である役員報酬は、年単位で決まるものだから、来年は大きく変わるかもしれません。それに、もうすぐ出産のために産休に入るので、サラリーマンとしての年収もゼロになるんですよ。
――「三足のわらじ」生活はとても忙しいと思うのですが、どのような1日を過ごしているのでしょうか。
かおり 日にもよりますが、平日の9時から17時くらいまでは、会社で働いています。それが終わったら、美容会社の仕事の打ち合わせを1、2時間して、それが終わったら今度はYouTubeにアップするための動画を撮影したり、編集したりしています。
編集している間に寝落ちしてしまうことも多くて。旦那が飲食店勤務で深夜3時以降に帰ってくることが多いので、そのタイミングで起きて、少しおしゃべりをしてまた編集したり、二度寝したりしています。
――そしてまた9時から会社ですか。
かおり そうです。トータルの睡眠時間は5、6時間くらいですかね。
「やればやるほど結果が出るのが楽しくて」パワフルに働き続けられる理由
――なぜそこまで、パワフルに動き続けられるのでしょうか。
かおり これは生まれ持ったものも大きいと思っていて。私、元々運動が得意な方なんですよ。小さい頃から長年バレエをやっていたし、50メートル走では陸上部を抜いて学年で3位を取っていました。だから、体力はあるんですよね。
あとは、やればやるほど結果が出るのが楽しくて。何をどうすれば結果が出るのか分かっているから、走り続けられているのだと思います。

