今年9月に自身初のエッセイ『自分の機嫌は自分でとる』(KADOKAWA)を上梓した東堂かおりさん(34)。外資系の大手企業で働きながら、チャンネル登録者数18万人超のYouTubeチャンネル「OL毒女ちゃん」を運営し、会社経営者としても活躍。現在の年収は4000万円を超えるという。
大学卒業後に“ニート生活”や手取り12万円の“ブラック企業”勤務などを経験したあと、憧れの大企業に入社したかおりさんは、27歳で新築マンションを購入。順風満帆な生活を送っていた彼女だが、虚無感を抱えてYouTubeを始めることになる。かおりさんは当時どんな虚しさを感じていたのか。YouTubeを始めたことで生活はどのように変化したのか。本人に話を聞いた。(全3回の2回目/3回目に続く)
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27歳で大手外資系企業に転職→入社直後に3LDKの新築タワマンを購入
――かおりさんは、外資系の大手企業に転職した27歳のときに、新築のマンションを購入したそうですね。
東堂かおりさん(以下、かおり) はい。入社の数か月前から購入を検討し始めて、入社直後に3LDKのマンションを購入しました。その時は結婚する予定なんて全くなかったのに(笑)。
――どうして、一人暮らしで3LDKのマンションを購入したのでしょう?
かおり どこまで行っても見栄っ張りなので……。やっと憧れの大企業に入って、一人でも新築マンションのローンを組めるようになったから、「自分だけの城」が欲しかったのもあります。
――購入したのはどんなマンションなのですか?
かおり 戸数がめちゃくちゃあって、ロータリーやエントランスが広い大型マンションです。中にはコンシェルジュがいて、フィットネスルームやキッズルームもあって。設備や家具なども含めて、5500万円で購入しました。

