「炭水化物抜き」の落とし穴

 炭水化物を制限するダイエットについて、國澤氏は警鐘を鳴らす。

「炭水化物というのは糖質と食物繊維を足したもの。炭水化物を取るのをやめると、食物繊維も取らなくなってしまう」

 

 これではやせ菌は増えず、善玉菌も働かなくなる。重要なのは糖質を減らしながら食物繊維を増やすことで、白米を冷ましたご飯やもち麦に変えることを推奨している。

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腹筋運動と味噌汁が最強コンビ

 運動については、腸の蠕動運動を促す腹筋運動を推奨。

「足を上げる腹筋の方が腸を動かしやすい。YouTubeを見ているときのCM中に1分間足を上げるだけで、次の日はお通じが良くなる」と実践的なアドバイスを送る。

 食事面では味噌汁を最も推奨する。

「冷蔵庫の残り物を全部入れて、毎日違うものが食べられる。一番続けやすいのは味噌汁」だと語る國澤氏自身、7年間でバランスの取れた腸内細菌を実現した。

番組内で紹介された國澤氏の腸内細菌の変化

 将来的には「トイレットペーパーで腸内細菌が分かるようになる」という未来像を描く國澤氏。腸内細菌の「見える化」が進めば、個々人に最適化されたダイエット法が確立される日も近いかもしれない。

最初から記事を読む 「どんな腸内細菌がいいですか?」メンタル・花粉症・糖尿病まで影響を及ぼす“腸”への疑問に第一人者が出した答えとは〈ダイエット効果も〉

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