60代半ばになってなお、ますます果敢に挑戦
今年(2025年)6月に公開された出演映画『中山教頭の人生テスト』(佐向大監督)も、予算や上映館は小規模ながら、地方の小学校を舞台に、現在の教師や児童を取り巻く状況を人間味たっぷりに描いた良作だった。
石田が演じたのはその小学校の校長で、校長昇進試験を控える主人公の教頭(渋川清彦)に推薦状を書くのを保留したり、児童たちに慕われる教師(高野志穂)をある理由でクラス担任から外し、なかなか戻さなかったりと、何かにつけて規則を盾に取って融通が利かない。それでも終盤、彼女の別の一面が露呈すると同時に、これまでの振る舞いにもそうせざるをえない事情があったとあきらかになる。この作品に石田が出ると決めたのもうなずけた。
舞台作品では20年近く前より企画段階から携わり、映画でも#1の冒頭に挙げた『私の見た世界』で長編監督デビューを果たした。コロナ禍のあいだには脚本を4本書き上げ、今後も撮り続けたいと意欲を示す。その脚本の内容も、犯罪もの、文芸もの、南の島の物語、4人のおばあさんのコメディと幅広い。
プライベートでは2011年に千葉県の九十九里に引っ越し、50代半ばにしてサーフィンを始めている。2017年にはスポーツジム「ライザップ」のCMで、ダイエットに成功する以前と以後の体型を披露して驚かせた。運動をしてもなかなか痩せないので、「60歳になったら、ライザップに通って、痩せて、写真集を出そう!」と目標を立てたところ、偶然にもライザップからCM出演の依頼があったのだとか(「FRaU」ウェブサイト2017年12月15日配信)。おかげで60歳になる前に写真集を出す目標を達成、バラエティにも出演して再ブレイクのきっかけにもなった。
九十九里の家では事務所のスタッフと二人で共同生活をしているという。彼女が60代半ばになってなお、ますます果敢に挑戦を続けているのも、自然豊かな場所に拠点を置き、心の平安を得たからなのかもしれない。
その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。

