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元恋人の首に包丁を…
「もう会わないって言ったのに、何で来たのよ!」
「これが最後のお願いだ。オレとやり直してくれ」
「それは無理って言ってるでしょ。それより今までのことは全部自分が悪いって一筆書いてよ。お金を返してくれなかったら、裁判で訴えるからね!」
その途端、西田は華代さんの顔面に催涙スプレーを噴射した。目が見えなくなった華代さんを包丁で50カ所以上もメッタ刺しにし、首に包丁を突き刺したまま玄関から逃走した。
「おい、どうしたんだ?」
急に外に出て行った西田を不審に思い、祖父が自転車で追いかけてきた。西田は近くにあった郵便局に飛び込み、「人を殺してきた。警察を呼んで欲しい」と頼んだ。
まもなく警察官が駆けつけ、西田は殺人容疑で逮捕された。西田の家族は事件を知って、「もう一切関わりたくない。極刑になればいい」と突き放した。
西田の両親が公判への出廷を拒否したので、借金の保証人になった祖母が検察側証人として出廷した。
検察官「お金を貸していたのは?」
祖母「絶対返すからと言っていたのと、もうちょっとしたら大きなお金が入ると言っていました」