「軟禁状態みたいな暮らしをしていたそうですが、それでも『一生分のお金が稼げた!』なんて、数年して契約が終わったあとに言ってたとか。まあ、そういう極端な例はともかくとしても、裕福な方と繋がりができるってだけで、いろいろメリットはあるでしょうね。高級店には、稼ぎが多いって以外にも夢があるってことだと思います」

 だが、当然ながら誰もが夢を掴めるわけではない。W氏はこう話す。

「やりたくてやってる仕事じゃない」

「羽振りのいい嬢もいる一方で、毎月1人ぐらい、ホテルから飛び降りちゃったりとか、首吊りだとかで死んでますよ。手首がリスカ痕だらけなんて子も少なくないですし。やっぱり、ほとんどの子にとっては、やりたくてやってる仕事じゃないですしね」

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写真はイメージ ©getty

 吉原ドリームとも言うべき巨額の富を手に入れる嬢がいる一方で、過酷な環境に追い詰められてしまう嬢もいるということだろうか。

次の記事に続く 給料20万円→100万円に増額するケースも…ナゾの歓楽街・吉原で働く「男性スタッフたちの“夢のある”給料事情」