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中洲の高級クラブでホステスの胸を…
大阪総領事館の「ゆるさ」を象徴する最も衝撃的な事件は、薛剣氏の前任者に関するものだった。前任の何振良(かしんりょう)総領事は、福岡から大阪に赴任してわずか10ヶ月で失踪した。しかもその状況が常軌を逸していた。
「南紀白浜アドベンチャーワールドのパンダにあげる笹を切るというイベントがあり、その笹を切って、そのまま行方不明になったんです」
失踪の理由は汚職による粛清だったとされる。何振良氏について安田氏は福岡の中国系コミュニティから情報を得ていたといい、「中洲の高級クラブでホステスの胸を触るなどセクハラをよくするので嫌がられてた」と生々しい証言を披露した。
この前任者の失踪後、大阪総領事館は7ヶ月間も総領事不在という異常事態が続き、その間も萌え画像投稿が継続されていたという。まさに前代未聞の外交機関運営だった。
薛剣氏はこうした混乱の後任として赴任し、引き締めを図るために「戦狼外交」を開始したが、結果的に4年間にわたって暴言投稿を続けることになったのである。
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