ヤンキース傘下3Aから日本球界に復帰する意向を示し、去就が注目されていた前田健太投手(37)。11月26日、楽天が契約合意したと発表した。

日米通算200勝まであと35勝の前田健太投手(37)

「前田をめぐっては、先発投手を補強したい巨人を筆頭に、ヤクルトやDeNA、ソフトバンクも獲得調査をしていると報じられるなど、争奪戦となっていました。

 前田の妻でフリーアナウンサーの早穂さん(40)は在京志向が強いと言われており、巨人が本命と見られてきましたが、ここへ来て最後発の楽天が“逆転”した格好です」(スポーツ紙記者)

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「巨人側の本気度はそこまで高くなかった」

 1年契約を提示した巨人に対し、楽天は2年で総額4億円以上の好条件をオファー。前田はその熱意に押されたと伝えられるが、

「交渉にあたっては、巨人の伝統球団としての流儀が裏目に出たとも言えそうです」(在京テレビ関係者)

 一体、どういうことか。

「巨人では伝統的に、誰に対しても、ポジションを確約する形での契約はしないのです。昨オフ、中日の絶対的守護神だったライデル・マルティネス投手を獲得する際ですら、球団幹部が『クローザーなどのポジションを確約する形でオファーは出していない』と誇らしげに話していた。

 前田の場合も、巨人から先発の確約をもらえなかったことで、楽天に心が傾いた可能性はある」(同前)

 一方で、スポーツ紙デスクはこう見る。

「そもそも、巨人の前田に対する本気度はそこまで高くなかった」

 実は巨人には“大本命”にだけ送るサインがある。