23歳で結婚し一女を授かるも、その変態性に妻が呆れ返り、ほどなく別居。デヴィッドはあり余った性欲を実弟のジェイムズにぶつけ、毎日のように彼を犯した。その見返りとしてデヴィッドは、ジェイムズの21歳の誕生日プレゼントに別居中の妻を提供し、弟は喜んで兄の妻を犯したそうだ。
キャサリンは少年院を出た後、マクラフリン家で家政婦として働き始め、1972年、21歳のときに一家の長男であるドナルドと結婚、7人の子宝に恵まれる(長男の息子は幼児期に車にはねられ死亡)。そのまま幸せな家庭を築くはずだった。が、街でデヴィッドと再会したことで運命が変わる。当時、デヴィッドは妻と別れ、車の修理部品店に勤務していた。昔話をするうち、キャサリンのデヴィッドに対する激しい感情が生まれ、衝動のまま彼女は家族を捨てデヴィッドのもとに身を寄せる。
1985年、共に34歳のときだ。
地獄の始まり
2人は前出のムーアハウスに居を構え新たな暮らしをスタートさせる。正式な籍こそ入れなかったものの、キャサリンは姓をバーニーに変更し、事実上の夫婦となる。が、デヴィッドの性欲は彼女の予想を遥かに上回り、1日最低6回のセックスを求められた。
さすがに体が持たず、回数を減らしてくれるよう提案したところ、1986年9月のある日、デヴィッドから驚きの言葉が飛び出す。おまえの代わりとなる女性を誘拐し性奴隷にしたい──。夫を愛し依存しきっていたキャサリンは、その要求に応じるより選択肢はなかった。
「独身女性求む。18歳~24歳の女性を希望。1人部屋を無償で提供します」
9月下旬、デヴィッドは新聞にこんな広告を出した。いかにも怪しい文面だが、10月6日、これに当時22歳の女子大学生、メアリー・ニールソンがコンタクトしてきた。聞けば、夫婦2人住まいで部屋が余っているのだという。
メアリーは彼らと生活する気はなかったものの、デヴィッドが付け加えるように口にした「仕事柄、車のタイヤを格安で譲ることができる」という話に釣られ、夫婦の家を訪れてしまう。そこで待っていたのは地獄だった。
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