“伝説の女優”に憧れて…
かさい 不思議となかったですね。完全にスイッチが切り替わっていたというか。
ただその後、事務所に所属してアイドルとしての活動も始めるようになってからは、事務所から「年齢はごまかせ」「プライベートなことは言うな」って言われていてたので、色々制限もあり、誤魔化すのは難しかったです。メイドカフェやアイドルの時のお客さんからは、妙に鋭いオタクらしさで「あれ、声酒やけ?」って言われて、反応に困ったり。
そうやって「作られた自分」と「本当の自分」の間を行き来する中で、だんだんと「もっと表現したい」という欲求が出てきたんです。そんな頃に、ある運命的な出会いがあって、AV業界に進むことになります。
――その「運命の出会い」について、詳しく聞かせてください。
かさい 紅音ほたるちゃんとの出会いです。
当時、彼女はギャルAV女優として有名だったんですが、ブログがすごくて。他の女優さんは「今日のランチはパスタ♪」みたいなキラキラした記事を上げていたなかで、彼女だけはずっとエロい写真を上げ続けていて、たまに酔っ払ってすごい際どい画像を誤爆したり(笑)。自分らしく生きている人といいますか、「この人は本物だ!」って猛烈に思ったんです。
――ファンとして追いかけていたんですね。
かさい 完全にファンでした。そうしたら偶然、当時の私のマネージャーと、彼女の周りのスタッフが繋がって、大阪のイベントで彼女のバックダンサーとして共演することになったんです。
それで本人と話すうちに、彼女の破天荒な魅力にさらに惹かれていって。「私もAV女優になったら、ほたるちゃんみたいになれるのかな?」「なってみたいな」と思っていた頃、夜の仕事のお客さんから誘われたのがきっかけでAVの世界に足を踏み入れました。
高校でギャルになって、中洲で夜の世界を見て、東京でオタクの世界に浸って、次はAVの世界。好奇心というか、「ビビッときたものには飛び込む」という私の性格が発動してしまったんです。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。
