将来の可能性としての“子バレ”

かさい でも、私が断っても、他の誰かがデータを売ってしまうかもしれない。あるいは、既に出ている作品から勝手に学習されてしまうかもしれない。そのまま私な様で私では無い私が、無修正で作品が出てしまう。肖像権や人権が根底から無視される未来がすぐそこまで来ているんです。(*2)。

*2 AIによる権利侵害について上述の髙山氏は、「本人が意図しない作品が無制限に生成される点から『パブリシティ権』や人格権の侵害にあたる」と警告する。 また、海外業者への法的措置については、「過去に日本のアニメ作品の著作権侵害で勝訴した事例はあるものの、原則として相手国の裁判所で争う必要がある。莫大な費用と組織力が必要となり、個人が戦うのは現実的に極めて困難だ」と語った。

――そうした脅威に対抗するために、具体的なアクションは起こしているんですか?

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かさい 直接的に関係はないものの、今年の8月に、男優の向理来くん、森林原人さん、そして元女優の上原亜衣ちゃんと4人で会社を作りました。具体的な事業はまだ言えないのですが、アダルト関連の事業で、出演者が苦しむことのない業界にしていきたいと考えています。

かさいあみさん

――お子さんが、お母さんがアダルト関連の仕事をしていたこと、し続けていることに気づく日が来るかもしれません。

かさい そのときにはしっかり説明すると思います。彼がどう受け止めるかですね。シングルマザーでも、元AV女優でも、自閉症の子の親でも、楽しく生きていけるんだよって、背中で見せられたらいいですね。少なくとも「死ねー!」と思われないように育てていくつもりです(笑)。

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