12月7日に結成20周年を迎えたAKB48の武道館ライブに大島優子らOGと出演し「風格がすごい」などと絶賛を浴びた前田敦子(34)。年末のNHK『紅白歌合戦』への特別ゲスト、『日本レコード大賞』にも出演が決まり、にわかに存在感を増している。
ABEMA、Netflixで配信中の「スキャンダルイブ」では夫役の浅香航大に感情をむきだしにして掴みかかるシーンが「超ハマり役」「情念の深さを感じる」と衝撃を与えた。
前田は1991年7月10日生まれの千葉県出身。14歳で秋元康企画・総合プロデュースのAKB48のメンバーに選ばれ1期生としてデビュー。「会いに行けるアイドル」のキャッチフレーズどおり、オタクの聖地・秋葉原の「AKB48劇場」で連日LIVEステージに立って歌い、めきめきと頭角を現した。
16歳の頃の初恋がきっかけで「恋愛禁止ルール」が誕生
そのAKB48の名を一躍全国に知らしめた「選抜総選挙」で、前田は第1回(09年)と3回(11年)で1位を獲得。以後「絶対的エース」「不動のセンター」と呼ばれ、代表曲としてセンターを務めた「会いたかった」(06年)、「ポニーテールとシュシュ」(10年)、さらに「フライングゲット」(11年)などで数多くのミリオンセラーを記録している。
筆者はCSのファミリー劇場で放送していたAKBの番組『ネ申テレビ』(08~25年)を手伝っていた時期があるが、番組スタート時点ですでに人気者だった前田はスケジュール多忙につきファースト・シーズン以外はほとんど出演できず、現場で会う機会には恵まれなかった。そんな些細なことでも前田人気を実感したものだ。
AKBと言えば「恋愛禁止」というルールが有名だが、これも前田がきっかけで生まれている。前田は16歳の頃に初恋を経験したが、酷い裏切りでトラウマとなり、秋元に相談。「仕事に支障を来さぬため」という理由から「恋愛禁止ルール」が生まれた経緯があった。


