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なぜ日本ハムは西川を受け入れたのか
「11月に入ると焦り出して、球界関係者に連絡を取り始めた。その一人が日本ハム時代に選手と監督としてともに戦った栗山英樹CBO(64)だった」(同前)
今回の入団会見で西川は「(直接電話して)助けてくださいと言ったことを覚えている。ファイターズには感謝しかない」と頭を下げ、栗山CBOも「出尽くしていない。今の形で何を見せてくれるかすごい楽しみ」と期待を寄せるコメントを残した。
「12年、16年に2度リーグ優勝を果たせたのは『遥輝のおかげ』と栗山CBOはいまだに頭が上がらない。
さらに『優勝がなければ一昨年、世界一になった侍ジャパンの監督にも選ばれていなかった』と話している。そのため、西川の申し出を無下にできなかったのです」(前出・球団OB)
新庄剛志監督の“ぼやき”が止まらない
栗山は球団フロントでも要職のため表立って反対の声は出ていないが、この人事に困惑している人物がいるという。
「現場を預かり来季5年目を迎える新庄剛志監督(53)です。これまで若手を見極めてレギュラーに育て上げてきただけに、明らかな“異分子”の混入に『西川をどこで使えばいいの』とフロントにぼやいているといいます」(チーム関係者)
来季は新庄監督の正念場。突然のベテランの登場に、新庄劇場はどんな化学反応を起こせるか?



