──昨年末、小西氏の事務所に連絡を入れた経緯を教えてください。
佐藤:前述の通り、きっかけは特撮テレビドラマ『牙狼-GARO-』の出演依頼があったこと、そして子供が大きくなってきて、その存在を知ってほしいと思うようになったからです。小西さんは同棲中に私をクローゼットに隠したくらいなので、ご両親に孫がいることを伝えていない、と思いました。子供が存在していないかのように扱われているのが、すごく嫌でしたし、母からも「認知されていない子供は可哀想だ」と度々言われていたことも影響しています。
それまでは私自身も小西さんの事務所に連絡することには躊躇があったんですが、今の状況はおかしいと思って、昨年12月に勇気を出して彼の事務所に連絡することにしたんです。
何度か電話でやり取りを繰り返し、1カ月経過してようやく小西さんのマネージャーとお話をすることができました。そのマネージャーさんから電話があり「小西本人に確認したところ『そのような事実はありません』と言っております」と伝えられた。悔しくて、腹立たしくて涙が出ました。
子供がいることをしっかり認めて、公表して欲しい
──小西氏が佐藤さんとの関係を否定したんですね。
佐藤:はい。そこでマネージャーさんに「私の話は事実です。子供のこともDNA鑑定をしてもらえばわかると思います」と伝えました。すると、今度は小西さん本人から電話があったんです。着信が来ただけで本当に動揺しました。
小西さんは悪びれもせず「久しぶり」と話しかけてきました。私が「マネージャーさんに、自分には子供がいないと言ったみたいですけど、なんでそんなことを言ったのですか」と聞くと、小西は「それはごめん。周りに人がいたから」と言いました。
子供の認知と養育費の話もしました。ただ小西さんは養育費を払うことに否定的で「自分一人で子供を育てると言ったよね?」「今は金銭的にすごく大変なんだよ」「そもそも養育費いらないって言ったよね?」と言ってきました。もちろん私は養育費がいらないなんてことは言ったことがありません。
私としてはとにかく、まず子供を認知してもらい、その上で少しでも養育費をもらえたらありがたいと考えていた。ただ小西さんと話したときに「この人は本当に自分のことしか考えていないんだな。子供が生まれた後も何事もなかったように生きていたんだ」と改めて思いました。
それでも何度かやり取りするうちに、小西さんは子供の認知をすることを承諾し、月3万円の養育費を支払うことを受け入れました。
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出産から10年。「過去を思い出すだけで涙が止まらなくなる時があります」といい、インタビュー中も涙で言葉が詰まる瞬間が何度もあった。最後に小西氏に求めることを聞くと、佐藤さんはこう話した。
「子供がいることをしっかり認めて、公表して欲しい。作品、関係者、ファンに顔向けできるような行動をとって欲しいです」
佐藤さんの証言について、小西氏の事務所に事実確認の質問状を送ったが、期日までに回答はなかった。
佐藤さんの戸籍謄本には小西氏の名前と彼が10年間認知していなかったことが記されている。
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