2025年の紅白歌合戦にゲスト審査員として登場し、話題となった三宅香帆さん。文芸評論家の三宅さんが執筆中の「週刊文春」連載が「令和新語採集」だ。

 

 元号が令和となってから流行し、定着している新語たち。そんな令和の新語に込められた真のニュアンスや流行した背景などを三宅さんが解説している好評連載だ。第2回を特別に無料で公開する。《第1回も公開中》

 

(みやけ・かほ/1994年生まれ、高知県出身。文芸評論家。『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』で新書大賞2025受賞。他の著書に『「好き」を言語化する技術』等。)

 若者のあいだでMBTIが流行している。という話を飲み会ですることが増えた。

 大人たちが「これ若者の間で流行ってるらしいよ」とか言い始めたらもうその流行も終わりを迎えているような気もするが、それにしても流行っているのだ。MBTI。ご存知でしょうか。人間を16タイプに分ける性格診断のことである。さまざまな質問に答えてゆくことで、最終的に自分が何タイプかわかるのだ。一応星座占いや動物占いのような誕生日や血液型で決まるようなものではなく、質問に答えていくことでタイプがわかる診断なので、自分のコンディションによっても結果は変わってきそうである。

 ちなみに私はENFPタイプ。呪文にしか思えないのだが、Eは外向型、Nは直感型、Fは感情型、Pは認識型、みたいな分類によっている。そのためMBTIに詳しい人のあいだでは「あの人はE(外向型)じゃなくてI(内向型)だから、私たちよりも意見を言いづらいんだよ!」とか言ったりする。ようは、人と自分が異なる時、それはなぜ異なっているのか?――そもそも社交的か内向的か、あるいは直感重視か理論重視か、あるいは、という人間の性格をジャッジする指標を提供しているのだ。ちなみに16タイプそれぞれに名前がついており、私のENFPは「広報運動家」という。何の意外性もないですね!

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【MBTI】|三宅香帆の令和新語採集

【MBTI】|三宅香帆の令和新語採集

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