――家庭内では夫婦のパワーバランスはどうですか?

カンナム 100対0です。僕が0です(笑)。

――0というのは……?

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カンナム 結婚前は僕に優しかったんですけど、今はあらゆる面で彼女の言い分を100%聞くようにしています。そもそも彼女は存在が「ボス」で、僕の実家へ行った時もいつも両親が駐車場で出迎えてくれるし、事務所でも僕のことはいつも相手にしないスタッフまでみんな挨拶しに来るんです。日常の決断もハッキリしていて「これは違う、これは合ってる」って。しかも彼女が言うことは大抵当たっているので、今はもうただ彼女についていくようにしています。

 

――その雰囲気は結婚する前にはわからなかった?

カンナム でも考えてみたら彼女はスピードスケートで世界1位になった選手ですからね。練習も血を吐くような量だし、本当に過酷な競技なんですよ。500mを36秒36で滑り切るという世界記録を出すまでの間、すごくいろんな辛いことを乗り越えたはず。だから誰よりも強い人なんだなって、結婚した後から気づきました。

「相花のオーラが急にバッと変わってじっと僕を睨んでくるんです」

――生活する中でカンナムさんが注意されるようなこともあるんですか?

カンナム 注意を受けてばかりですね。例えば韓国ではキムチチゲを食べるとき、こぼさないようにごはんを鍋に近づけて食べるんですよ。でも僕はそれを忘れてしまって、スプーンを持った手だけ鍋に伸ばして、テーブルの上に赤いスープを一滴落としてしまうことがあったんです。そしたら相花のオーラが急にバッと変わってじっと僕を睨んでくるんです。

――オーラが変わる。

カンナム あの空気は凄いですよ。うちには犬が2匹いるんですけど、相花がピリッとすると空気を察知して2階に逃げますから。それでスープをこぼした僕に「ご飯を持っていけばいいのに、それをやらない理由は何? 説明しなさい」と彼女が納得するまで5分くらいひたすら説明させられるんです。地獄の時間ですね(笑)。

――なるほど……。

カンナム 他にもテレビ番組で、「北極でマラソンを走る」という企画が決まった時もすごかったです。僕にとって初めてのマラソン挑戦で、オファーから実際に走るまで3カ月あったので、自分なりのペースでランニング練習をしてたんですよ。でもそれが相花から見たら練習が物足りなかったみたいで……。