日本で生まれ育ち韓国でアイドルデビュー、2019年にはスピードスケートの金メダリストで小平奈緒さんのライバルとして知られるレジェンド・李相花(イ・サンファ)さんと結婚し「韓国で一番有名な日本人」と呼ばれるようになった歌手・タレントのカンナムさん(38)。
「売れないアイドル」時代のメンバー間の不仲、同期の世界的K-POPグループとの関係性、家族からの反応について話を聞いた。(全3回の2回目/続きを読む)
――芸名の「カンナム」はどう決まったんですか?
カンナム 本名が「康男(やすお)」なんですけど、その韓国語読みが「カンナム」なんです。江南という街の名前と同じ読み方だから最初は嫌だって言ったんです。でも社長が「お前はカンナムだ、これでいこう」と言って、次の日にはもうプロフィールがカンナムになってました。今はけっこう気に入ってるんですけど、最初は乗り気ではなかったですね。
――ヒップホップアイドルグループ「M.I.B」の活動はいかがでしたか?
カンナム 「人生において、もうあんな思いはしたくない!」と思うくらいの地獄のような日々でしたね。毎朝3時に起きて、夜遅くまで音楽番組やイベントに通うような状況がほぼ毎日続きました。それでも売れれば嬉しいんですけど、まったく売れない。寝れないし、イベントに出てもお金ももらえない。
「4人全員仲が悪くて、1対1対1対1のバトロワ状態(笑)」
――売れないアイドルってどういう生活をしているんですか。
カンナム 最寄りの駅から20分くらい山を登った上に小さいワンルームみたいな部屋があって、そこにメンバー4人で暮らしていました。トイレも扉があってないような感じでみんなの顔が見えるし、虫も多かった。玄関のドアを開けたらすぐに道路が目の前にあって、靴を置く場所もないので、布団の上に仕方なく置いたりとかしてました。
――日本時代は人間関係でバンドが解散になっていますが「M.I.B」はどうでしたか。
カンナム この時も色々と問題がありましたね。しかも、普通はメンバーが4人いたら意見の食い違いがあった時などは2対2とかになるじゃないですか。でも当時は4人全員、仲が悪かったんです。1対1対1対1のバトロワ状態(笑)。それでも売れれば仕事として納得できるのかもしれないけど、売れないからずっと仲が悪いまま。
ライブが始まる5分前まで殴り合いの喧嘩をしてて、顔がパンパンに腫れたまま歌ったこともあります。メンバーの1人はもう帰ろうと思ってタクシーを呼んでましたし(笑)。

