体重69キロから54キロへ。クラスの“3軍男子”から一転、超イケメンへと変貌し注目を集めたコスプレイヤー・ひやニキさん。インタビュー第3弾では、男性レイヤー界隈に潜む「モテ勘違い」の罠と、10股も珍しくないというただれた恋愛事情を赤裸々に語る。承認欲求、自己肯定感、欲望が絡み合う現場で、何が起きているのか。

ひやニキさんが見たコスプレイヤーの「インモラルな恋愛事情」とは……(写真:本人SNSより)

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「男性レイヤーは自分がモテてると勘違いしやすい」理由

──ひやニキさんは、コスプレ歴13年のベテランのコスプレイヤーですが、以前noteで「男性レイヤーは自分がモテていると勘違いしやすい」と語っていました。なぜなのでしょうか?

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テレビにも出演した変身男子のひやニキさんの若かりし頃。現在の姿とのギャップに元SMAPメンバーも驚いた(写真:本人提供)

ひやニキ 要因は複数あると思っていて。まず第一に、共通の趣味の場で女性と出会えるわけじゃないですか。しかもレイヤーは女性の方が多いし、男性としては出会いが多い環境ですよね。

 ただ男性レイヤーは、僕みたいに垢抜けられたとしても「元々オタクでした」「陰キャでした」「チー牛でした」みたいな人が多いんです。過去の僕と一緒で、女性慣れしていないわけですよね。

 コスプレは外見ありきの趣味ですから、外見を褒めてもらえたりする。SNS上でコメントを何度も交わしたり、いいねをしてもらったりもする。そういうことをされると、女性慣れしていない男は「相手は自分に気があるかもしれない」と勝手に思い込むわけですよ。

 その結果、女性との距離感を測り間違えて、勘違いしちゃう男性レイヤーができあがる。ある程度人気が出てくると「自分は女性にモテるんだな」と勘違いして、複数の女性に手を出しちゃう人もいたりして⋯⋯。

 言葉は悪いですけど、世の中、バレないだけで不倫している人もたくさんいますよね。でも特にSNSで顔が出ている人はすぐバレちゃうから、そんなことはしないほうが良いと思うんですよね。