芸能界を辞めたかったことは「全然なかった」

――もし、その息子さんが芸能界に入りたいって将来言い出したら、止めますか? 勧めますか?

手島 私は勧めると思います。楽しいですもん、だって。一回やらせてみて本人がどう思うかっていうのはいいんじゃないかなって思うんですよ。でも絶対親の名前が手島優とは言わせないです。そこにメリットがないのは分かってるんで。

――そんなことないと思いますよ。手島優への評価が世の中で一番低いのは手島さんなのでは。

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手島 低いですよ。一瞬ね、「あっ、私、かわいいのかな?」と思った時もありましたけど、それは嘘だったんで(笑)。

――どうでしょう、後輩のグラドルに「手島優」のようなキャラはおすすめしますか?

手島 精神を病みますから、やめといた方がいいです(笑)。仕事の最中は楽しいんですけど、家に帰ったりすると色々反省もあるし、酷いこと言われたのも色々全部帰ってからきて、辛くなるので。

――芸能活動をやめたくなったことはなかったんですか。

手島 全然なかったですね。何でだろう。たぶん好きなんです、芸能界が。今もやっぱり憧れの場所にいるから、まだまだ全然やりたいんです。

©︎鈴木七絵/文藝春秋

バラエティーをもう一度

――今後ですが、たとえばもともとの夢であった演技の仕事を目指したりはしないんですか。

手島 お芝居は好きなので、作品の邪魔にならなければ全力でやらせていただきたいなと思ってはいます。

――ママタレという方向もありますよね。

手島 なりたいです! ママタレになってもいいように髪もずっと黒くしてたんですよ。でも路線が全く変わらなかったんで、一回またやさぐれて今は茶髪にしています(笑)。

――芸能活動で今後、一番何をやりたいですか。

手島 バラエティーをもう一回やりたいです。MCの方の隣にいるアシスタントとかになりたい。いつも私はひな壇で一番端の方なんですよ。MCの方に近づいていくと有名になった証明だと思うんですよ。ただ私はひな壇が2段だったら絶対上段で下段には行けない。だから、せめて下段の真ん中とか、MCに近い席に座れるぐらいにはなりたいんです。

――「手島優」というキャラではなく、きょうのような素の姿でバラエティーに出るのはどうですか?

手島 絶対無理だと思います(笑)。つまんないですもん。本当に素の手島優なんて使い物にならないんで。だから「手島優」をもう一回育て上げて「いい仕事しますよ」って言いたいです。

©︎鈴木七絵/文藝春秋
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