佳子さまは公務に満足感を得ているように見える

河西 大学卒業にあたって公表した文書があって、記者からの「お相手」の有無を問う質問に「このような事柄に関する質問は、今後も含めお答えするつもりはございません」と答えていました。

矢部 未来永劫答えないと言わんばかりの強さに、私は一気に佳子さま贔屓になりました。

河西 皇族はメディアを通して国民とつながる面もありますから、メディアとの関係性は良い方がいいはずです。が、そういうことを全く感じさせない表現で、完全に皇室を離れる気持ちなのだと思ったんです。ですが、今ではすっかり、公務に満足感を得ているように見えます。

ADVERTISEMENT

大久保 眞子さんの問題があれだけいろいろ取り沙汰され、自分も社会にきちんと関わっていかなくてはと思うようなったのでしょう。

2021年、小室圭さん・眞子さんの結婚記者会見 ©JMPA

矢部 佳子さまといえば、ジェンダー意識が代名詞のようになっています。

大久保 23年9月、東北大学でのスピーチを聞いて、驚きました。日本の大学で理工系の女性の割合が低いことなどを述べ、「せっかくの高い能力が十分に生かされていないことは、残念です」と述べられました。

矢部 25年秋の「ガールズメッセ」でも、「より良い社会を目指して真摯に考え、声をあげ、行動を続けることは、エネルギーを要し、勇気がいること」と挨拶されました。女性たちを励まそうという思いが伝わってきます。

大久保 皇室の方々は、政治的なことであったり、賛否両論のある話題については避けるものです。だから佳子さまのジェンダー発言は、すごく勇気あることですし、社会にインパクトを与えていると思います。

河西 自分が何かをする。喜んでくれる人を目の当たりにする。また行動しようと思う――そのような好循環ができていると思います。

大久保 佳子さまは仮に結婚して皇室を離れても、全日本ろうあ連盟の仕事などは続けられるのではないでしょうか。眞子さんも博物館でキャリアを重ねましたが、現在は中断してしまっています。結婚でキャリアがゼロになってしまうのは、もったいないですよね。

長女の眞子さんは結婚してNYへ 宮内庁提供

矢部 公務を続けることもありえますか?

河西 一般の人になった場合、果たしてどんな権限をもって公務をするのか。「元皇族」ではなかなか難しいと思います。

※その後、話題は秋篠宮さまの誕生日会見の内容へと移り……。他にも、三笠宮家・母娘の断絶と孤独、結婚して家を出た眞子さんの胸中など、記事全文は『週刊文春WOMAN2026創刊7周年記念号』で読むことができます。

次のページ 写真ページはこちら