「息子のCとB君は幼馴染」

「テレビの映りが悪いと言うのでアンテナを修理しに行ったり、そのお礼として食事を奢ってもらったりもした。ある日突然いなくなり、その後はBさんが住み始めました。ところが、彼が東京に戻っている際に“たまたま”火事が起きてしまったのです」

岡山の古民家はほぼ灰になっている

 稲葉とBやCは、どんな関係だったのか。物件の所有者になっているCの母はこう説明する。

「息子のCとB君は幼馴染なんです。B君は息子に『古い家を買って、半年か1年くらい住んで売る仕事をしている』と説明し、無知なCがそれに応じて物件を買ってしまったようです。火事が起きた際、息子がB君に連絡したら『警察には何も言うな』と指示を受けたのですが、息子はすべてを警察に話し、嫌疑不十分で不起訴になりました」

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 そして、稲葉との関係についてはこう語る。

「息子がB君に聞いたところ『喫茶店にいるとき、突然声をかけられて出会った』と言っていました。息子も稲葉と会ったことは1回しかないそうです」(同前)

 稲葉らは共済団体に約4900万円を請求していた。だが、共済団体が不審に思ったことで、岡山の物件に関しては共済金が支払われていない。

(文中敬称略)

次の記事に続く 「現場で見つかった焼死体は…」5連続放火で1.3億円を詐取、事件直前の“SOSの電話”と保険金詐取グループの正体