「案の定、周辺は大渋滞で、駐車場に並ぶ列は一向に動きません。結局、途中で夫だけ車に残し、私と娘と義両親とで先に降りて……。ただ参道も人で埋め尽くされていたので、1時間近く行列に並びました。寒いし気まずいし、娘の体調も心配だし。

 なのに義母は『御利益で身体も丈夫になるわよ』とどこか能天気ですし、義父は『七五三もここでやるといい』と。なんだかどっと疲れてしまいました。

 その後、わが家に戻ってから娘は熱を出し、年明け早々保育園をお休み。原因が初詣かはわかりませんけど、もちろん七五三は別のところでやりましたよ」

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 初売りや初詣など、正月の道路は普段からは想像もできないような混雑に見舞われることがある。馴染みのある場所に行く場合であっても、事前に周辺の混雑状況などを調べておくとよさそうだ。

 なおこうした事態を避けるため、寺社によっては駅から無料の臨時シャトルバスを運行していることもある。「とりあえず車で」と出かける前に、代替手段がないか検討しておこう。

「ウチの方は積もらないでしょ」と妻は楽観的だが…

 冬期に車で帰省する際、もっとも恐ろしいのが「想定外の大雪」かもしれない。とくに雪があまり降らない地域間で移動する場合、雪道に対する十分な備えがなく、「移動先で足止めを喰らう」といった事態にもなりかねない。

 東海地方に暮らす山崎さん(仮名・40代男性)は、10年ほど前に妻の実家がある京都に帰る際、冷や汗をかく経験をした。

「ちょうどその年、京都で大雪が降ってね。よりによって正月に、ですよ。タイヤは一応、スタッドレスを履いていましたが、かなり古くなっていて、正直かなり心許ない状態でした。

 行きの段階で結構な雪が降りはじめて、妻の実家に近づくにつれて激しくなって。タイヤも不安だし、私は何度も『ヤバい、動けなくなるかも』『引き返さない?』と提案したんですよ。

 ところが妻は、『えぇ、もう少しじゃん』『ウチの方は積もらないでしょ』と楽観的で。子どもたちも『ジジババに会う!』とすっかりその気でした。仕方なく、恐る恐る先へ進むことにしたんです」