タランチュラを素手で持ち……

 まさかこれが? 穴を指さし「ピンピエン(クモ)?」と聞くと、子どもたちは「ピンピエン! チップ!」と言う。どうやらこれがクモの穴らしい。チップを払うと、子どもたちが穴を掘り出した。

現地の子どもたちが掘り始めた「クモの穴」

 穴掘り作業を待つこと、わずか数分。子どもグループの女の子が、手を穴の奥へ差し込んだ。タランチュラを、素手で掴み取ったのである。ええええ。タランチュラは毒を持っているのでは……!!

 驚いていると、掴み取ったタランチュラを押さえつけながら、器用に毒の牙を切り取っていた。手際が良くて驚いた。スクンの子どもたちは皆、タランチュラハンターなのだろうか?

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毒を恐れることなく、子どもたちは素手でタランチュラをつかんでいた

気になるお味は?

 牙を取ってもらって安心(?)のタランチュラを、持たせてもらった。タランチュラの養殖農場は見つからなかったが、採集現場を見せてもらうという面白い経験ができたのだった。

 なお、子どもたちにはチップを渡したのだが、採集や撮影の間にウエストポーチに入れた財布がスられていた。その財布はオモチャの100万円札を入れていたダミー財布だったのだが、子どもたちは両替できただろうか。

 野生のタランチュラを捕った後は、露店のタランチュラを味わってみた。道路沿いに山積みにされているタランチュラを買って食べてみると、なかなか旨い。エビとカニの中間ぐらいの味で、硬い外骨格の中に確かに筋肉があって美味しい。

現地では、タランチュラが山積みで売られている
近くで見ると、こんなにも大迫力!

 予想外に満足度の高かったご馳走を堪能した後、足早に次の目的地のシェムリアップへと向かった。

次の記事に続く 「ふぐ免許」所有者が『本気の昆虫食』を作ってみたら…「セミ天丼」「セミ寿司」の意外な味

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