昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

平成皇室は「皇太子への憂鬱」から始まった――2018上半期BEST5

「私家版 平成皇室10大ニュース」座談会 #2

なぜ5月から新しい元号が始まるのか?

辛酸 年度なんかは関係なく、4月1日という風にきっちりと決まっていないところを見ると、陰陽道とかそういうものが関係しているんでしょうか。

 

河西 いやいや、そんなことはないです(笑)。「妥協の産物」と言っていいと思います。当初、政府は改元を1月としたかったようなのですが、宮内庁は年末年始の行事がたてこむ12月、1月が非常に忙しい。そうすると、年度の変わり目がよいかということになりますが、今度は政府が3月、4月は統一地方選で忙しいからダメだと。4月末で平成を31年で終え、5月から新しい元号とすることになりました。必然性はないですし、平成31年度が1カ月だけあることになります。

 

S記者 なぜ5月なんだろうかと皇室側の事情を考えたのですが、4月10日は両陛下の結婚記念日なんですよね。この日は、ご結婚から60年、そして即位から30年という素晴らしく美しい節目なのです。2月23日の皇太子さまのお誕生日の翌日に「在位30周年記念式典」が国立劇場で開催されるそうなので、2月から「大団円」への序章が始まります。

河西 4月29日には昭和の日もあります。4月30日に平成が終わり、5月1日に新天皇が即位する。昭和、平成、そして新時代へ。 来年はそういう形で、平成のフィナーレに向けて大きく盛り上がるでしょう。

辛酸 平成最後の一般参賀はものすごい訪問者数になりそうですね。

2018年1月2日、新年一般参賀 ©文藝春秋

S記者 例年、新年一般参賀は5回のお手振りがあるんですよ。最後の年だから回数を増やすのではないかと思うのですが、来年の最終回にはサプライズを期待しています。天皇ご一家だけがお出ましになる最終回には、わりとそういうことがよく起こるんです。お手振りが終わったあと、陛下のほうへ他の皇族方が集まって、全員が寄り添うようにまた手を振られるということもありました。

辛酸 なんとかして、最終回を目にしたいものです。即位10年を祝う式典(「天皇陛下御即位十年をお祝いする国民祭典」)ではYOSHIKIがピアノを弾きましたよね。あの意味はいまだによく分かりません……。

2009年11月12日、「天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典」で祝賀にお応えになる天皇皇后両陛下 ©JMPA

河西 即位20年を祝う式典(「天皇陛下御即位二十年をお祝いする国民祭典」)ではEXILEが皇居前広場でパフォーマンスしましたね。このときは「天皇陛下御即位二十年奉祝委員会」と「天皇陛下御即位二十年奉祝国会議員連盟」が作られました。元首相や財界人といったおじさんたちによる、若者ウケを考えたうえでの人選なのだと思います。即位20年のときの議員連盟会長は森喜朗元首相でした。

辛酸 即位30年では三代目 J Soul Brothersなんかが出てきて、踊りまくるんでしょうか。