捜査を担当したレイク郡警察署は犯人像をプロファイリングし、近所の性犯罪歴のある人物や、ホリーの知人を中心に不審者の洗い出しにかかる。当時、DNA鑑定は部分的に解析可能だったが、技術的にはまだまだ未熟だった。
容疑者に浮上した「19歳の青年」
9月に入り、重要な情報提供者が現れた。刑務所に服役中の受刑者から、フアン・リベラという19歳の青年が事件に関与している可能性があるとのタレコミがあったのだ。リベラはプエルトリコ生まれの移民2世で、地元の建設労働者として働いており、事件当時は精神疾患を抱えていた。
同月29日、リベラは警察に呼び出され、任意同行で事情聴取を受けた。取り調べには協力的で、事件当日のアリバイとして「友達のパーティにいた」と言う。が、警察の調べでそのパーティは存在しなかったことが判明し、疑いが強まる。
尋問は数日間に及び、リベラは睡眠不足と精神的圧力で追い詰められ、10月に入り「ホリーを襲い、刺した」と自供する。
が、その内容は矛盾だらけで、現場に男の子がいたと述べたが実際は2歳の女の子しかおらず、服をダンプスター(大型のごみ箱)で燃やしたと主張したものの火災の痕跡はなかった。
リベラの精神状態は極めて不安定で、警察の独房で頭を壁に打ちつけるなどの自傷行為を繰り返した。
が、警察は抗精神病薬などの投薬下で取り調べを続け、署名付きの自白書を作成。
11月12日、第1級殺人罪などで起訴する。DNAや指紋など物的証拠は皆無で、自白のみが根拠だった。
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