そして地元サポーターが危惧したとおり、金氏は同じ轍を踏んでしまう。

「正月休みが明けた今年1月5日、アビスパが突然の『監督解任』を発表したのです。金氏とは昨年11月に契約を更新したばかり。まさに“電撃解任”でした」(同前)

端緒はJFAの窓口に寄せられた内部通報

 同日に開かれた記者会見では、クラブの経営陣から次のような説明があった。

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「金氏の言動について複数のコンプライアンスに抵触する事実が認められた。このまま監督としてチームを委ねるのは難しいと判断し、本人との面談の上、合意して契約を解約した」

金明輝(キン・ミョンヒ)氏 (公式Instagramより)

 前出のデスクが補足する。

「端緒はJFAの窓口に寄せられた内部通報でした。それを受けてJリーグからアビスパに連絡があったのが昨年末のこと。クラブは至急、外部の弁護士に依頼してチーム関係者11人に聞き取り調査を実施。金氏には“前科”があることも考慮し、『同様の違反を繰り返したことを重く受け止めた』として解任に踏み切った」

 複数のコンプラ違反――。現在までアビスパはこう説明するに留め、その詳細については「事実関係の整理ならびに適切な対応を進めている段階」として公表を差し控えている。

 そんな中、「週刊文春」はコンプラ違反の詳細に関する内部資料を独占入手。これはクラブから調査を依頼された弁護士が作成した「報告書」で、金氏を含めたアビスパ関係者への聞き取り調査に基づき、金氏の言動がハラスメントに該当し得るかどうかの判断が下されている。

「報告書」を読み解くと、金氏による「三つのパワハラ事案」が指摘されていることが判明した。

 果たして、その驚きの内容とは? 公開中の「週刊文春 電子版」では関係者への取材を加えて、行き過ぎた“指導”の一部始終を詳報している。

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