年齢や肩書は違えど、彼らを突き動かす衝動はただひとつ。「唯一無二の愛車」のために全力を懸ける、型破りなオーナーたちのリアルに迫る!

 今回は、マークXをカスタムする「清楚真面目」さんをご紹介。

物価高のなか、足用のタントと2台持ち。それでも新しいパーツを装着したときの喜びは捨てられないという清楚真面目さん

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慣れない土地でもカスタムはやめられない

 18歳で同級生が教習所に通いはじめて、仲間うちでも「クラウン乗りたい」とか、どんどん車の話題で盛り上がるようになったんですよね。私の周りだと、とくにセダン系が人気で、その流れで私も19歳のときにこのマークXを買ったんです。

トヨタのGAZOO Racingによるコンプリートモデル「G’s」をVIP系にカスタム

 当時はクラウンとも迷ったんですけど、先輩が乗っていたマークXのG’s(メーカーによるチューンナップモデル)の顔がカッコよくて、私も本物のG’sを探して。正直、顔だけ同じにすれば他の人にはわからないんですけどね。

 今日はそのG’sを、彼氏のクラウンと並べて展示しているんです。普段も二人で車を弄ったり。最近は私が忙しかったので、かわりに彼氏がこっちも仕上げてくれました。

足元を支える19インチのSSR。G’s専用のブレーキシステムもお気に入りポイントだ

 でも本当は、全部自分の手で仕上げたい気持ちもあって。車に限らず、自分で何か新しいことができるようになるのが好きなんですよ。

 以前は独学でピアノを練習したり、留学のために英語を勉強したり。それが何かの結果につながっているわけじゃないんですけど、学んでいる最中が楽しいんですよね。

エンブレムにラメ加工を施したステアリング。その上にはドラえもんが鎮座

 ただ最近は、標準語がうまく話せずに苦労していて……。もともと自分は京都の人間で、夏に千葉の方に引っ越してきたばかりなんです。彼氏が千葉なので、それに合わせてこっちに来て、仕事も変えたんですよ。

 仕事中はずっと、「どういう風にしゃべったらええんやろ」って気を遣いますし、いつも自分が浮いている感じがするし。「来はりました」じゃなくて「来ました」でええんかな、とか。

シャープでありながらどこか有機的な印象も与えるヘッドライト

 まだこっちに友達もほとんどいないし、労働に、給料、物価……。もう、酒でも飲まんとやってられないですよ、今の世の中。いや、笑いごとちゃいますよ。コメから何から全部高いし、ほんと死活問題ですよ。

 服もちょっといいなと思っても諦めますし、ディオールとかのちょっと高い化粧品も手が出ないし。でも、新しいパーツが家に届いたときと、車が完成したときは、ほんとに言葉にならんくらい幸せなんですよね。

21歳ながらお酒が大好き。日本酒、焼酎、ビールを愛好する

 まぁ、それでまた、お金がかかって苦しくなるんですけど。今回のイベントも、車を仕上げるためにマックで副業して、めっちゃ働きましたから。しんどいはしんどいですけど、やっぱり車だけはやめられないんですよね。

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記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。